給水管をサビから守り、快適な水環境をつくる
電気防食システム 『ラスカット』
金属が水と接する環境では、金属の表面は陽極部と陰極部に分かれ、両極間に電気が流れて、腐食が進行します。『ラスカット』は、この原理を逆手に取り反対方向に電気を流して腐食を止めます。
(注1)対象管種は、水配管用亜鉛めっき鋼管、配管用炭素鋼鋼管、水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管、水道用ポリエチレン粉体ライニング鋼管。
(注2)弊社が定める設置条件を満たした場合に限ります。
(注3)一戸あたりの最大消費電力を1.2kWh/年、電気料金を25円/kWhとした場合の試算値。
住宅・マンションに使われている給水管の材質は年々向上しています。しかし、内面を樹脂でコーティングし、腐食に強いとされるライニング鋼管でも接続(ネジ)部分から腐食が発生して、さらに腐食が進行すると、『赤水』や『漏水』を引き起こすことがあります。
給水管の腐食が進み、実際に配管の取替え工事を行うことになると、配管がむき出しになることでマンション・住宅の美観を損なったり、コスト面では大きな負担が生じます。
ライニング網管の腐食剤
赤水被害の例
露出配管の例(浴室)
露出配管の例(玄関・廊下)
金属が水と接する環境では、金属の表面は、陽極部と陰極部に分かれます。その結果、両極間に電気が流れ(腐食電流)、腐食が進行します(図1)。
「ラスカット」は、この原理を逆手に取り、反対方向に電気を流して腐食を止めます。(図2)
電気防食を施された配管内面は、腐食域から不活性域に移るため腐食が進行しません。
電極から15mまで防食効果があることが確認されています。
取付工事にあたっては、専門的な知識・技能を有した技術者が十分な調査の後、機器の最適な配置を決定し、施工にあたります。また、配管更新や更生工事に比べて、騒音などの居住者への負担や廃棄物の少ない工事です。
電極ユニット施工前
電極ユニット施工後
制御ユニット
構成 | 仕様 | |
制御ユニット | 型式 | 1ch、2ch、5ch |
---|---|---|
入力 | AC100V | |
出力 | 無負荷時DC20V±1V | |
ヒューズ | 250V×500mAφ5.2×20L | |
ハウジング | ガラス繊維強化PBT | |
電極ユニット | 型式 | 20A~200A |
フランジ | 特殊グレード水道用PE樹脂 | |
電極 | 白金被覆チタン線 |
型式 | フランジ(mm) | ボルト穴 | ||
外径(D) | 厚さ(t) | 数(個) | 径(mm) | |
---|---|---|---|---|
20A | 100 | 13 | 4 | 15 |
50A | 155 | 13 | 4 | 19 |
80A | 185 | 19 | 8 | 19 |
100A | 210 | 30 | 8 | 19 |
125A | 250 | 30 | 8 | 23 |
150A | 280 | 30 | 8 | 23 |
200A | 330 | 30 | 12 | 23 |