ひびき工場は、廃液のみを処理する施設としては、国内最大規模。
外食チェーン等の飲食店から排出される少量の廃液や食品工場等の大量廃液、その他工場から排出される工業廃水など、多種多様な廃液を処理することができます。
写真:サニックスひびき工場 北九州市若松区響町
大量の排水受入要請に対し、船舶での受入、貯留タンク2,400m3による短期間での受入に対応。
余剰汚泥 | 乳製品、菓子、飲料等製造工場の排水処理設備の余剰汚泥 |
---|---|
洗浄廃液 | 製造ラインの洗浄廃液および工程廃液 |
高濃度廃液 | 自社排水設備では処理しにくい高濃度な廃液 |
廃棄飲料 | 賞味期限切れジュース・お茶等、製造ラインからの廃棄品 |
グリストラップ汚泥 | 飲食店等から排出されるグリストラップ汚泥 |
工業廃水 | 鉄鋼酸洗廃水、電子部品製造廃水 |
---|---|
薬品等 | タンク内残液、タンク洗浄水 |
産業廃棄物である廃液にはいろいろな種類があり、多種の成分が
含まれます。そのため、工場内の分析室にて、性状分析を行います。
廃液から油分を分離回収してつくった再生油「Bio(バイオ)」が、「令和3年度北九州エコプレミアム」に選ばれました。
⇒2021.11.19ニュースリリース
「産業廃棄物由来の再生燃料「再生油Bio」が北九州エコプレミアムに選定
項目 | 規格値 | 試験方法 |
---|---|---|
総発熱量(kJ/kg) | 37,000以上 (8,800kcal/kg以上) |
JIS K 2279 |
流動点(℃) | 30以上 | JIS K 2269 |
動粘度(50℃ cSt)※1※2 | 25以下 | JIS K 2283 |
灰分(質量%)※2 | 0.5以下 | JIS K 2272 |
硫黄分(質量%)※1※2 | 0.05以下 | JIS K 2541-5 |
塩素分(質量%)※2 | 0.05以下 | JIS K 2170 |
残留炭素(質量%)※1 | 1.0以下 | JIS K 2270-1 |
水分(質量%)※2 | 2.0以下 | JIS K 2275 |
※1 重油(JIS K 2205)の品質と同等以上。
※2 バイオ再生重油(JIS K 2171)の品質と同等以上。
自社パース(船舶を横付けできる設備) | 3基(3,000t×2基、5,000t×1基) |
---|---|
貯留タンク | 2,400㎥(800㎥/基×3基) |
脱水機 | スクリュープレス型 3台 ベルトプレス型 2台 遠心分離型 1台 |
中和槽 | 連続式中和施設 1基 バッチ式中和施設 4基 |
油水分離施設 | 遠心分離機 1基 |
好気型微生物処理装置 | 5,500㎥ |
硝化・脱窒素処理装置 | 5,500㎥ |
その他 | 凝集・沈殿、砂濾過 |
産業廃棄物 中間処理業(破砕、中和、脱水、油水分離)
産業廃棄物の種類
破砕:廃プラスチック類(自動車等破砕物を除く。)
以上1種類
(水銀使用製品産業廃棄物及び水銀含有ばいじん等を除く。)
(特別管理産業廃棄物であるものを除く。)
中和:廃酸、廃アルカリ
以上2種類
(水銀使用製品産業廃棄物及び水銀含有ばいじん等を除く。)
(特別管理産業廃棄物であるものを除く。)
脱水:汚泥、動植物性残さ
以上2種類
(水銀使用製品産業廃棄物及び水銀含有ばいじん等を除く。)
(特別管理産業廃棄物であるものを除く。)
油水分離:廃油
以上1種類
(水銀使用製品産業廃棄物及び水銀含有ばいじん等を除く。)
(特別管理産業廃棄物であるものを除く。)
特別管理産業廃棄物中間処理業
特別産業廃棄物の種類
廃酸(水素イオン濃度指数2.0以下のものに限り、特定有害産業廃棄物であるものを除く。)
廃アルカリ(水素イオン濃度指数12.5以上のものに限り、特定有害産業廃棄物であるものを除く。)
以上2種類
〔取得許可〕
産業廃棄物処分業 (北九州市 第07620002851号)
特別管理産業廃棄物処分業(北九州市 第07670002851号)