産業廃棄物の処理・リサイクル

廃液の浄化処理

国内最大規模の廃液処理施設 ひびき工場

廃液処理施設ひびき工場

ひびき工場は、廃液のみを処理する施設としては、国内最大規模。 外食チェーン等の飲食店から排出される少量の廃液や食品工場等の大量廃液、その他工場から排出される工業廃水など、多種多様な廃液を処理することができます。

写真:サニックスひびき工場 北九州市若松区響町

多様な廃液を大量に処理

施設の処理能力

大量搬入・短期間受入可能

大量の排水受入要請に対し、船舶での受入、貯留タンク2,400m3による短期間での受入に対応。

大量搬入・短期間受入可能

取扱い例

産業廃棄物

 
余剰汚泥 乳製品、菓子、飲料等製造工場の排水処理設備の余剰汚泥
洗浄廃液 製造ラインの洗浄廃液および工程廃液
高濃度廃液 自社排水設備では処理しにくい高濃度な廃液
廃棄飲料 賞味期限切れジュース・お茶等、製造ラインからの廃棄品
グリストラップ汚泥 飲食店等から排出されるグリストラップ汚泥

特別管理産業廃棄物

工業廃水 鉄鋼酸洗廃水、電子部品製造廃水
薬品等 タンク内残液、タンク洗浄水

廃液処理フロー図

廃液処理フロー図

適正な処理を確実にする分析体制

分析体制

産業廃棄物である廃液にはいろいろな種類があり、多種の成分が
含まれます。そのため、工場内の分析室にて、性状分析を行います。

【分析内容】
  • 有害物質(重金属類、VOC等)
  • 生活環境項目(pH,COD,SS,T-N,T-P 等)
  • 品質管理(発熱量、塩素等)
  • その他共同研究の実施

リサイクル=資源環境を第一に考え、工程発生物を利用

リサイクル
リサイクル
Bio北九州エコプレミアム選定

廃液から油分を分離回収してつくった再生油「Bio(バイオ)」が、「令和3年度北九州エコプレミアム」に選ばれました。

2021.11.19ニュースリリース
「産業廃棄物由来の再生燃料「再生油Bio」が北九州エコプレミアムに選定

再生油Bio品質規格表

項目 規格値 試験方法
総発熱量(kJ/kg) 37,000以上
(8,800kcal/kg以上)
JIS K 2279
流動点(℃) 30以上 JIS K 2269
動粘度(50℃ cSt)※1※2 25以下 JIS K 2283
灰分(質量%)※2 0.5以下 JIS K 2272
硫黄分(質量%)※1※2 0.05以下 JIS K 2541-5
塩素分(質量%)※2 0.05以下 JIS K 2170
残留炭素(質量%)※1 1.0以下 JIS K 2270-1
水分(質量%)※2 2.0以下 JIS K 2275

※1 重油(JIS K 2205)の品質と同等以上。
※2 バイオ再生重油(JIS K 2171)の品質と同等以上。



設備の概要

自社パース(船舶を横付けできる設備) 3基(3,000t×2基、5,000t×1基)
貯留タンク 2,400㎥(800㎥/基×3基)
脱水機 スクリュープレス型 3台
ベルトプレス型 2台
遠心分離型 1台
中和槽 連続式中和施設 1基
バッチ式中和施設 4基
油水分離施設 遠心分離機 1基
好気型微生物処理装置 5,500㎥
硝化・脱窒素処理装置 5,500㎥
その他 凝集・沈殿、砂濾過

事業の範囲

産業廃棄物 中間処理業(破砕、中和、脱水、油水分離)
産業廃棄物の種類

破砕:廃プラスチック類(自動車等破砕物を除く。)
   以上1種類
   (水銀使用製品産業廃棄物及び水銀含有ばいじん等を除く。)
   (特別管理産業廃棄物であるものを除く。)
中和:廃酸、廃アルカリ
   以上2種類
   (水銀使用製品産業廃棄物及び水銀含有ばいじん等を除く。)
   (特別管理産業廃棄物であるものを除く。)
脱水:汚泥、動植物性残さ
   以上2種類
   (水銀使用製品産業廃棄物及び水銀含有ばいじん等を除く。)
   (特別管理産業廃棄物であるものを除く。)
油水分離:廃油
   以上1種類
   (水銀使用製品産業廃棄物及び水銀含有ばいじん等を除く。)
   (特別管理産業廃棄物であるものを除く。)

特別管理産業廃棄物中間処理業
特別産業廃棄物の種類

廃酸(水素イオン濃度指数2.0以下のものに限り、特定有害産業廃棄物であるものを除く。)
廃アルカリ(水素イオン濃度指数12.5以上のものに限り、特定有害産業廃棄物であるものを除く。)
以上2種類

〔取得許可〕
産業廃棄物処分業    (北九州市 第07620002851号)
特別管理産業廃棄物処分業(北九州市 第07670002851号)

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