欧米では、住まいのメンテナンスは常識。生活のなかに溶け込んでいて、かかる費用も光熱費などと同じに、当然のものと考えられています。
これに対し、日本では家を長持ちさせる価値観は、近年になって大切にされてきた考え方です。
資源が豊富で、給料アップが約束されていた高度成長が鈍化し、地球環境問題がクローズアップされた今、日本でもメンテナンスをして長く住むという考え方に変わってきています。
日本の家もメンテナンスの時代到来!生活の知恵として、家を長持ちさせることが重要でしょう。
湿気による木材の腐朽、シロアリなどの発生、家の耐久性を低下させる要因はいろいろありますが、防ぐことは可能です。
床下などの見えない部分にしっかりメンテナンスを施すことで、100年住める家も夢じゃありません!
住まいへの思いやりで、寿命の長い快適で健康的な家をつくりましょう。
湿気による木材腐朽とシロアリ被害は、家の耐久性を低下させる二大要因です。
木材を腐朽する微生物は、湿気が多いほど活発に繁殖します。シロアリは、湿った木材を好み、ジメジメした環境に住みつきます。
いくら徹底的にシロアリ消毒をしたとしても、根本原因である"床下の湿気対策"を行わなければ、やがて再発する可能性があります。
床下から湿気を追い出すことは、木材腐朽とシロアリ被害の予防につながるのです。