日本は長寿国として有名ですが、一方で、日本の家の寿命はたった30年?!というショッキングなデータをご存知ですか?
国土交通省の推計によると、滅失した日本の住宅の平均築年数は32.1年。日本の家は欧米比べて、かなり短命なのですね。
ローンを返済したと同時にまた建て替えたり、返済が終わる前に建て替えが必要になっていたり・・・そんな皮肉なこともしばしばです。これでは、一生の財産どころか、家を建てるために働くことになりかねません。では、なぜ?と考えると、どうやら日常のメンテナンスに問題があるようです。長らく、家より土地に価値を置いてきた日本ですが、しっかりメンテナンスを施して、家の価値を維持・向上させて長く住むという考え方が大切になっていると言えるでしょう。
欧米では築100年という家も珍しくありません。むしろ、古い家は、まだまだ長持ちする可能性があると言われ、信頼性も高いのです。築50~100年の家屋が新築の家より高価だったりするのも決して例外ではありません。