Business / Workflow 事業と仕事の流れ

HS事業はいわば、「家屋のホームドクター」。シロアリが発生してから対処するのが一般的だった時代から、いち早く「悪くなる前の予防」と「早期発見・早期対策」の必要性を説き、新たな市場を開拓してきました。これまでサービスを提供してきたお客様は全国で80万軒以上にのぼっています。また床下や屋根裏の換気、家屋補強、住宅リフォームといったニーズにも対応。サービス内容を住まいのメンテナンス全般へと広げながら、「愛着のある家に、長く快適に住み続けたい」という思いに応えています。

今では当たり前となった、太陽光発電。以前は、高すぎる価格が普及の壁となっていました。「安くなければ普及しない」と考えたサニックスは、製造から販売・施工・メンテナンスまで、トータルに行うことにより、大幅なコストダウンと、信頼性や利便性の向上を実現しました。

全国の街にあふれているビルやマンション。しかしどんなにハイテクな建物も、時間とともに確実に劣化していきます。居住者や利用者、建物の資産価値を守るためには、定期的なメンテナンスが必要不可欠。そこで、法人・事業主向けのサービスを展開しているのが、ES事業部です。対象となる建物は、アパート・マンションから、オフィスビル、店舗、病院、学校、工場など広範囲。サービス内容も、給排水管の設備保全をはじめとする劣化対策にとどまらず、飲食店や食品工場などの衛生管理対策、水処理対策など、多岐にわたっています。

現在の日本において、2050年カーボンニュートラル宣言以降、脱炭素への取り組みは加速しています。私たちは法人のお客様のニーズに合わせて、最適な太陽光発電のシステムのかたちをご提案。 導入からメンテナンスまで、お客様の環境経営の促進をサポートするとともに、再生可能エネルギーの普及拡大を図ります。

サニックスは2001年に全国で8番目に特定規模電気事業者（電力小売）として登録し、2015年10月より、電力の供給を行っています。同年11月には、電力小売全面自由化を前に、登録小売電気事業者として登録されました。
現在では、沖縄電力管内を除く９電力管内で、電力提供が可能な体制を整えています。

ERD事業部の1つめの柱は、廃プラスチックの燃料化と発電事業です。全国15ヵ所にあるサニックス資源開発工場で廃プラスチックを回収し、燃料に再生。主に当社グループが運営する苫小牧発電所の燃料に利用しています。廃プラスチックの年間回収量は約30万トン、発電量は一般家庭約5万5000軒分に相当します。
２つめの柱は有機廃液処理事業。日本最大級の規模を誇るひびき工場（北九州市）で、年間約10万トンの廃棄飲料や汚泥を浄化処理するとともに、廃液に含まれる油分や汚泥のリサイクルを推進しています。