製品・技術紹介

硫化水素除去システム サルファ・バインド さらに詳しい情報

化学反応

サルファ・バインドは自然の鉱物を原料とし、硬度を高めるために焼いて生石灰化し、そして表面には水酸化第二酸化鉄のコーティングがほどこされています。もともとサルファ・バインドは汚染された飲料水からヒ素を取り除く技術として開発され、現在、世界数カ国の飲料水処理プラントで使用されています。

硫化水素を除去する目的で使用される場合、気質に蒸着されている水酸化第二鉄が硫化水素と化学反応を起こし、硫化鉄を生成し(このプロセスの間にサルファ・バインドはオレンジ色から黒に変色し、この現象はサルファ・バインドが飽和状態であることを示すことになります。)、バイオガス中の硫化水素の99.98%を除去する吸着力があることが証明されています。その上、硫化水素のみを除去するため、素通りしたメタンガスはボイラーや発電機等の燃料として利用が可能となります。

サルファ・バインドの吸着力は国内で一般的に使用されている既存技術のろ材の約4倍の能力があります。また、再生、再利用を繰り返すことができ、再生手順もきわめて簡単で安全です。なおかつ有害な廃棄物を生成することもありません。

  • 送風機で空気を送ることによって簡単に再生可能です。
  • 空気は硫化鉄を水酸化第二鉄に変化させ、単体イオウがろ材に残されることになります。
  • 再生作業により、ろ材は黒からオレンジ色に戻ります。

化学式

サルファ・バインド表面の水酸化第二鉄は硫化水素と下記のように反応します。
2Fe(OH)3 + 3H2S = Fe2S3 + 6H2O

この反応は硫化鉄を生み出し、そのためろ材が黒く変色します。空気を通すことにより、その硫化鉄はまた水酸化第二鉄に変化(再生)します。
Fe2S3 + 3/202 + 3H2O = 2Fe(OH)3 + 3S

実験データ

※条件をご提示いただければ(硫化水素濃度、処理量等)、設計計算、お見積りをお出しします。